室町・江戸 毛利敬親 長州藩を率いて起つ 天保九年五月、初夏の太陽が燦々と降りそそぐ沿道に、長州萩の城下の人々は、今日初めて入国する新藩主毛利大膳大夫だいぜんたいふ敬親の行列を出迎えていた。養祖父齊熙なりひろ、父齊元なりもと、養父齊廣なりとおの三人を、一年程の間... 2024.03.28 室町・江戸日本英雄伝評伝、伝記
室町・江戸 久坂玄瑞 久坂玄瑞は天保十一年(1840)長門国萩平に生れた。通武または義助とも称した。家は長州候の医官で、父は良迪といい、玄瑞はその次男である。彼は非常に沈着な性格の所有者で、しかも常に誠実を旨としていたのでいつも同志の尊敬をうけていた。 2024.03.26 室町・江戸日本英雄伝評伝、伝記
日本英雄伝 高杉晋作 非妥協の一生 維新の志士中で最も性格の鮮やかな詩人的風格を具えた人物を求めるならば、誰しも先ず高杉晋作たかすぎしんさくに指を屈するであろう。西郷南洲さいごうなんしゅうが超弩級の戦闘艦であるとすれば、高杉晋作は正に潜水艦である。前者には山のよ... 2024.03.19 室町・江戸日本英雄伝評伝、伝記
室町・江戸 ペルリ提督日本遠征記 第一編 日本遠征艦隊の巻 アメリカ合衆国がペリー監修の下で日記や公文書等に基づいて編纂。黒船に乗って渡来したペリーは、どんな思いを胸に日本を目指したのか。彼は日本で何を見て何を感じたのか。当時の日本を知る貴重な資料の一つ。 2024.03.15 室町・江戸
室町・江戸 井伊直弼言行録2、3 井伊氏の始祖、徳川家との関わり……「一国、一家、一身を挙げて徳川氏の犠牲たれ」ちょう美しき遺訓は、実に井伊氏歴世を通じて些の渝りなき一大生命。国賊とまで呼ばれた直弼、その胸中にあったのはただ徳川のためにという思いだったのかもしれない。 2024.03.12 室町・江戸
室町・江戸 井伊直弼言行録1 南蛮貿易からの切支丹勢力増大、倨傲無禮なる宣教師たちの振舞いに五ヶ條の布令を発す秀吉。後の家康も禁教はしつつも貿易は継続。支那人に扮して潜入する宣教師あり、島原の乱あり、寛永の鎖国令が発せられ150余年。英露仏は極東に注目し、日本も狙われる。 2024.03.11 室町・江戸
室町・江戸 橋本景岳 本作品には、現代においては不適切と思われる表現が含まれています。予めご承知おきくださいますようお願い申し上げます。 春嶽公の懐刀 幕末の賢諸侯といわれた大名連を挙げると 徳川齊昭(水戸烈公) 松平春嶽(越前候) 島津斉彬(薩摩候) 山内容... 2024.03.10 室町・江戸